こんにちは。ライフ・オン・コミュニケーションズの佐々木 寿美子です。
なかなか理解してくれない部下にイライラしたり、忙しいときに仕事を依頼する上司にイライラしたり、やりたいことが進まなくて自分にイライラしたり・・・ということはありませんか?
自分がイライラしていなくても、周りの誰かが怒っていれば、常にイライラ、ムカムカという感情の中にいることになります。
それは大変疲れることではないでしょうか。
私は、アンガーマネジメントに出会い、実践するもののはじめは上手くいきませんでした。すぐに結果が出ることではないので、忙しいから、ちょっと面倒かな、続けるのは大変と思って途中でやめてしまいました。自分の変化がないままやめてしまったので、その後も4年ほどイライラに悩まされる毎日でした。イライラに結局振り回されていました。そこで、忘れていたアンガーマネジメントという言葉が再び頭の中に浮かびました。あの時はやり方が悪かったかもしれない、イライラの感情に、このまま一生振り回されるのは嫌だ!もう一度やってみよう!と強く心に思いました。忙しい、面倒、どうせ無理という言い訳は置いておいて、とにかくやってみようとコツコツ実践しました。3カ月、半年、1年と続けるうちに、人間関係に疲れてしまうこと、仕事でギクシャクすること、自分の中に溜め込んでしまうことが限りなく少なくなりました。効率よく仕事が進み、家族や友人との関係も良くなり、自分自身が楽になるという嬉しい変化がありました。
アンガーマネジメントを実践することで本当に変わるの?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
アンガーマネジメントは心理トレーニングです。ダイエットと同じことです。こんなダイエット方法あるよ、と聞いただけで5キロは痩せないです。実践しないとダイエットはできません。同じように、アンガーマネジメントを毎日続けて実践することでコントロールすることができます。
イライラに振り回されない自分になるために、まず毎日実践する3つのこと
1.イライラしたことをメモする
「手伝ったのにお礼が無くてイライラした」「部屋が片付いてなくてイライラした」
どのようなことに怒りを感じやすいかがわかってきます。
2.イライラの度合いの点数をつける(0~10)
「手伝ったのにお礼が無くてイライラした」→ 3点
「何度も同じことを言っているのに行動してくれなくてイライラした」→ 5点
どれくらい怒りを感じやすいかがわかってきます。
3.嬉しかったことメモする
「資料をまとめて感謝された」「天気が良くて気持ち良かった」
当たり前のことに幸せを感じることができるようになり、イライラが少なくなります。
一週間が経ったところで自分のメモを振り返って、「お礼を言うべき」「使ったものは元の位置に戻すべき」など自分の価値観、大切にしていること、譲れないことを確認します。それによって、どのようなことに怒りを感じやすいか客観的に見ることができるようになります。まずは、この3つをメモすることから始めてみませんか。
アンガーマネジメントを実践することでイライラした感情をコントロールすることができます。